2010年1月8日金曜日

いのしな神

今日も雨・雨・雨の石垣島・・・

日記担当はマサトです。

さて、昨日ブログにも出てきましたが

「島の昔話」。。。これが中々面白い♪

ということで、早速その中のひとつをご紹介します。

石垣島にダイビングで来た事がある方なら、

行った事があるかもしれない「マンタスクランブル」

市内の港から出航した場合に、

道中右側に見える御神崎灯台をご存知でしょうか?

その灯台のすぐ近くに、今にも落っこちそうな大きな岩があります。

その岩にもちゃんと逸話があるのでご紹介します。

長くなるので、かいつまんでお話しすると

昔、あそこの海にはとてつもなく大きなタコがいて

そこを通る船を、次から次へと沈めていました。。

このうわさは沖縄本島にも知れ渡り、役人たちは話し合い

7隻の大型船でタコを退治しにやってきて無事退治に成功。

しかしその後、島の人の大事な海の幸、タコが全く採れなくなってしまいました。。

大ダコはタコの神様だったのです。

島人は困って神に祈りました。

そこで神様は「大ダコの住んでいた、海底の大岩を取りだして

御神崎の大岩の上に乗せ、大ダコの霊をなぐさめるのがよい。」と結論を出しました。

そこで名乗りをあげたのが「いのしな神」

とてつもなく大きな神様で、海底から大岩を軽くとりだし

御神崎の海中から飛び出す大岩の上にそれを乗せたとの事です。

こうして霊をまつったところ、翌日から今まで通り

タコが採れるようになったとさ。めでたしめでたし♪

という内容です。

島にきてもう何年もこの岩を見ていますが

こんな話があったとは!!

今でもそのタコがいたら、

マンタも見る事が出来なかったかもしれませんね(笑)

こんな話を沢山知っていたら、

石垣の色々な場所に行っても楽しさ倍増でしょう♪



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